わたしは栞を挟まない|sayuriの読書ブログ

ダブル・ダブルスター/穂高 明【レビュー】

★★

有りえない。
メルヘンな装丁からイメージしていた物語とは真逆で、自己中な夫と姑にハラワタ煮えくりまくり。

子宮筋腫と卵巣嚢腫を併発した妻の真知子に対し無神経極まりない言葉をぶつける夫。
妻を労わる事もなく自分の食事を心配。
あげく、三週間入院して戻った自宅はもぬけの殻。
夫は妻に見切りを付け一人息子を連れて自分の母親の元へ。

この姑もまた曲者。
怪しい宗教にハマり息子と孫を支配する。

一人頑張る真知子を応援しながら、夫とこの姑に天罰が下る事を祈りながら読み進めた。

妻を家政婦&介護要員だとしか思わない人達に心底嫌気が差す。




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