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サンクチュアリ/犬塚 理人【レビュー】

★★★★★

デビュー作の『人間狩り』以来、読み続けている推し作家の一人・犬塚理人さん。

四作目となる本作も大満足。

人はどこまで悪になるのだろう。
心の底からそう思わずにはいられない読書体験だった。

連作短編の形だが物語の底に潜んでいるのは宗教団体〈サンクチュアリ〉の存在。
宗教を否定するつもりはないが、サンクチュアリからは悪の香りしかしない。

事件が解決していっても大きな陰謀が今にも襲い来るようでラストに向け心拍数が上がった。

人とは思えない悪魔に成り下がった者達への怒りと失望で胸が塞がれる。

人の在り方を描いた社会派ミステリー。




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