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イシマル書房編集部/平岡 陽明【レビュー】

★★★★

素敵な作品だった。

本好きな人であれば、きっと心に響くものがあるはず。

経営難に陥ったイシマル書房の起死回生を図り奮闘する人達に、心の中でエールを送り続けた。

一冊の本を世に出すまでの並々ならぬ苦労。
作者は元より編集者、装幀家、印刷に携わる人達、誰が欠けても成立しない。
まして本離れが進む今、頑張りだけではままならない現実もある。

本を愛する、その共通した想いが、人と人を結び付け奇跡を起こす。

随所に登場する読書メーターがいいエッセンスとなっていて楽しかった。

涙が溢れるラスト三行。
本への愛情がぎっしりと詰まった一冊。




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