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華ざかりの三重奏/坂井 希久子【レビュー】

★★★★★

面白かった。

『ガラスの仮面』買ってた!『ベルばら』はアンドレ推しだった!なんて思いながら楽しく読み進めた。

主人公は東京でバリバリ働いて独身のまま定年を迎えた可南子。
地元で開かれた同窓会がきっかけで中学時代の友人・芳美の住む一軒家で共に暮らす事になる。
芳美の家のリビングには巨大な本棚があって漫画本がびっしり。

可南子と芳美に加え、近所に住む香織、不登校の少年・詠人とヤギのユキくんとの緩くて温かい日常が描かれる。

心に寂しさを抱えた皆が程良い距離感で相手を思い遣る姿にジンと来る。

笑って泣けて元気を貰える還暦小説。




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