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おとぎカンパニー 妖怪編/田丸 雅智【レビュー】

★★★★

なんだこれ、面白い!

子泣きじじい、ぬりかべ、ぬっぺふほふ、河童、砂かけばばあ、かまいたち、ぬらりひょん、座敷童子、百目、雪女、海坊主、のっぺら坊、12人(?)の妖怪が現代社会に現れて今時の人達とコラボするショートストーリー。

差別を無くす取り組みに力を注ぐぬりかべ、飽食時代とぬっぺふほふのマッチング、SNSの炎上に砂を掛けて鎮める砂かけばばあ等、12話其々に風刺が効いていてその発想に唸らされる。

ブラックユーモア満載だが河童やのっぺら坊の友情に胸熱。

装丁や目次、あちこちに隠れている妖怪達のイラストもキュート。




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