わたしは栞を挟まない|sayuriの読書ブログ

腕が鳴る/桂 望実【レビュー】

★★★

「買い過ぎた家」
「物が消えるリビング」
「服が溢れるクローゼット」
「段ボール箱だらけのアパート」
「ちょい置きでカオスになった部屋」
五話収録の連作短編集。

整理収納は私の趣味で特技。
生まれてこのかた一度として部屋が散らかっていた事はない。

なので整理収納アドバイザー・中村真穂のスゴ技ぶりを興味津々で読み進めた。

収納術というよりは人生立て直し本。

第四話で、オウムの銀次郎が主人公の泰久に亡き友人からのメッセージを伝えた場面では思わず涙腺が緩んだ。
こんなの泣くしかない。

『部屋の乱れは心の乱れ』
今日も綺麗を保つとしよう。




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