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落花流水/鈴木 るりか【レビュー】

★★★★

散り落ちる花と流れる水を意味する『落花流水』。
なんて素敵なタイトルだろうと頁を開けば、もうそこはるりかワールド。

「パンツ」の文字がこれでもかと登場し、一冊読了までに何度噴出した事か。

物語は主人公の初恋相手が下着泥棒で連行される場面から始まる。
頭脳明晰、運動神経抜群、性格も良く完璧と思っていた初恋相手の逮捕。

冤罪を信じたい主人公のピュアな心が、自分が遥か彼方に置いて来た純粋な気持ちを思い出させてくれる。

豊富な知識量から繰り出されるネタの数々に、頰も口元もゆるみっぱなし。

瑞々しさが溢れ出す青春ラブ・コメディ。




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