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少年とクスノキ/東野 圭吾【レビュー】

★★★

東野圭吾さんの文芸書「クスノキの番人」「クスノキの女神」に続くクスノキシリーズの絵本版。

前二作未読でも問題ない。

主人公は大切な人を失い、未来への不安を感じている少年。

途方に暮れ、道端でうずくまって泣いていた少年の前に現れたひとりの旅人。
少年は旅人に貰った不思議な棒に導かれ、クスノキの女神に会うべく旅に出る。

過去への悔いや、未来を案じる感情。
生きている限り不安は付きまとうが、クスノキの女神が大切な事を教えてくれる。

よしだるみさんのダイナミックな絵がとてもいい。

今を生きる私たちへのメッセージが込められた作品。




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